2010年08月15日

精霊流し

 今日長崎は精霊流しの日だ。午後4時を過ぎた頃から、地を這うような爆竹の音と鉦の音が聞こえている。寺町が近いせいで、数日も前から爆竹や花火の音がしていた。中島川沿いに歩くと作りかけの精霊船がいくつも歩道に置いてあった。
 亀山社中跡に続く坂の両側は一面の墓地だ。どれも立派な風格のある墓地だ。案内板があり、幕末の著名人の墓の位置が記されている。
 数日前から、墓は奇麗に片付いて、花が添えられ、横並びに提灯がぶら下がっているものもある。墓地がこれだけ身近な地域は初めてだ。
 ふるさと東北のお盆を思いだしている。もう40年も50年も前の子供の頃の光景だ。ハスの葉に、仏菓、赤飯、茄子で作った馬などを包み、明るいうちに墓石の前に設けた祭壇に供えに行く。祭壇には親戚中の供物が並ぶ。あたりが暗くなると本家筋に行き、仏壇に参り、酒肴の供応を受けて帰るのである。帰り道は、音のない漆黒の闇夜だった。
 ここ長崎は、完全に異国の地だ。
 
ラベル:長崎 精霊流し
【関連する記事】
posted by 釣魚迷 at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック